umekunn'sbook

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自分が読んでみた本を紹介します 

魔法クソ雑魚皇子の英雄譚

 

作品名

青き雷刃のゼノグラシア

作者

雨在新人

冒頭説明

主人公は、輪廻の輪を通る前に、偶然神と遭遇することができた。

そのおかげで、彼は、転生する機会と地獄のような苦しみと引き換えに転生を助けてくれるといわれる果実を食べる権利を得た。

そんな彼は、転生することを選択し、神との会話から果実についての真意を読み取った。

その結果、彼は、果実を躊躇なくひとかじりして、神に見送られながら転生した。

そうして、彼は、「遥かなる蒼炎の紋章」という乙女ゲームの第7皇子-ゼノに転生することとなった。

しかし、彼が転生したキャラクターには、致命的な欠点があり、属性がなく、魔力を扱うことができなかった。

その結果、他の皇子と比べても最弱と言われるほど弱く、さらに、属性が無いために他者に迫害されていた。

そんな彼は、刀術を鍛えて強くなり、皇子としての使命を全うしようと足掻いていきながら、様々な障壁を乗り越えていく。

オススメする点

・設定が細かい点

作者は、この世界の設定をよく考えていて、章が終わるごとに設定資料を出してくれている。
その資料が細かく、ステータスやキャラクターの外見、キャラクターボイスの設定や物語の裏設定などが書かれている。
そのおかげで、主人公が転生した世界が、ゲームの世界であることを認識しやすくし、簡単に物語に登場するキャラクターを想像しやすくしてくれる。

 

・主人公と他の転生者との兼ね合いが面白そうな点

主人公が、転生した世界は、他の複数の転生者によって本来の物語の流れが変わってきている。
また、他の転生者が、主人公と違いチートと呼ぶことができるような能力を持っている場合もある。
そのような転生者や変化した物語の流れに対して、主人公が、どう対応していくのかが面白く感じさせてくれる。

 

・主人公が、不屈の精神を持っている点

主人公は、皇子の中で最弱であるが、皇子である責務を果たそうとしている。
そのため、守るべき国民が、後ろにいる場合には、決してあきらめようとせずなんとかもがいて行動しようとする。
そのような主人公を見ていると、読者側の胸を熱くさせてくれる。

リンク

作品リンク(ハーメルン)

syosetu.org