umekunn'sbook

umekunn'sbook

自分が読んでみた本を紹介します 

悲惨な結果が待っているヒロインと自分を救う物語

作品名

泣きゲーの世界に転生した俺は、ヒロインを攻略したくないのにモテまくるから困る―鬱展開を金と権力でねじ伏せろ―

作者

穂積潜 

冒頭説明

主人公-成瀬祐樹は、憑依者である。

彼は、元々証券会社で働くサラリーマンだった。

引っ越しを行うために時間を作って、両親の遺品整理を行っているときに、初めて買って印象に残っていたギャルゲーが目に入った。

彼は、そのギャルゲーを懐かしく思い、幸いにもゲームはできたのでやってみることにした。

一通りヒロインのルートを制覇した後、かつてのような感動を味わうことができなかった彼は、寂しい思いを抱きながら眠りに落ちた。

目が覚めると、小学2年生のギャルゲーの主人公へと憑依していた。

彼は、瞬間記憶能力と原作の知識を用いながら、ヒロインと自分が不幸にならないように行動していく

 

舞台設定

徹底的に主人公を追い込むような「曇りなき青空の下で」というギャルゲーを舞台にしている

 

オススメする点

・主人公が、鬱展開を解決していく点

主人公は、鬱展開を回避するために、証券会社で働いていた経験と原作知識をいかしてお金を稼ぎ、そのお金でいろいろな問題を解決していく。そのお金の使い方が豪快で、友達を助けるために、友達の親の会社に出資したり、神社をPRするために映画を作ろうとしたりといろいろする。その主人公の行動が楽しむことができる。

・物語の設定が面白い点

この作品の舞台である「曇りなき青空の下で」では、泣きゲーを目指しながらも、グロくて、エグイ。そのため、バットエンドとして、幼馴染ヒロインが、故意ではないけれど、嫉妬で主人公の初恋の人を殺してしまったり、主人公が、目的を成し遂げるために何千年も輪廻転生をさせられたりしたり、ヒロインが異形になったりする。原作では、主人公やヒロインが、不幸な目に遭うというのがとても面白く感じさせてくれる。

 

オススメできない点

・幼馴染ヒロインが特徴的な点

 ギャルゲーの幼馴染ヒロインの口癖が、「ぷひひ」とかいう口癖だったり、納豆好きで口が臭かったり、粘着質のような性格をしている。しかし、幼馴染ヒロインが、演技力がすごいというようなすごい点が出てきそうなので、これからのヒロイン力が上昇するのを期待したい。

 ・主人公の行動が、うまくいきすぎだと感じてしまう点

主人公は、資金を作る為に行動するのですが、離婚した母からお金を都合よく借りることができたり、ヒロインを 簡単に救ってしまう。彼が、あまり苦労せずに目的を達成できているので、もう少し苦労している描写を点けてくれたらより楽しめるなと感じた。これからの物語の進み方で苦労などの描写が増えてくるのを期待したい。

 

最後に

この作品は、鬱エンドを打倒するために、お金や権力を使ってごり押しで解決する物語ですがとても面白いので是非時間があったら読んでみてください。

リンク

作品URL(小説家になろう

https://ncode.syosetu.com/n1983gn/