収納空間を研究しつくした少年の物語
作品名
【収納空間】を極める男 ~モンスターを狩りたいので誰よりも【収納空間】を使い込んでいたら、色々な事件に巻き込まれてしまう。『俺はモンスターを狩りたいだけなのにぃ!』~
作者
冒頭説明
主人公-インベント・リアルトは、運び屋の息子である。
彼は、生まれながらに、収納空間を持つことができるルーンを授かることができ、夢の中で、ゲームの「モンスターブレーカー」という世界の光景を見ることができた。
彼は、その夢の中で、自由自在に物を出し入れしたり、モンスターに戦っているのに影響されて、ルーンによって授けられた収納空間の実証実験を幼い時から行い、モンスターを自らの手で倒すことを夢見ていた。
そんな彼は、15歳になり、運び屋でなく、森林警備隊というモンスターを倒す仕事に就くことを両親に告げ、試験を受けに行った。
そうして、試験を受けに行ったが、肉体が貧弱な彼では普通の戦い方はできなかったので、幼いころから研究した収納空間の性質を巧みに利用し合格をもぎ取ることができた。
これは、そんな彼は、収納空間を巧みに利用しモンスターと戦う中でいろいろな事件に巻き込まれていく物語。
舞台設定
様々なルーンが存在しており、そのルーンを使ってモンスターを倒す世界
オススメする点
・主人公が、収納空間を創意工夫して能力を使う点
主人公の収納空間は、いろいろな条件が課されていている。彼は、その条件を幼少期から研究して、収納空間の反発力を利用して空を飛んだり、一瞬で移動したり、自由自在に物を取り出したりすることができるようになった。そのような能力の工夫で身体能力が低く、戦う才能が低いにもかかわらず、強大な敵に挑み、勝利するのはとてもわくわくさせてくれる。
・主人公が、モンスターを狩ることしか考えていない点
主人公は、夢の影響で、モンスター退治に憧れてしまう。そのせいで、恋愛にも興味なく、森林警備隊に死者が出ても、モンスターを殺しているからには殺されるのはしょうがないなどの価値観を持っている。しかし、悲観的にならず、常にモンスターを倒す方法を考えて成長していくので、アクションを楽しみしたい人には余計なことを考えずに楽しむことができる。
おススメできない点
・最初らへんは一気に読むと途中で読むのをやめたくなる点
主人公が、モンスターを倒したいというような欲求だけで行動していることが原因なのか、主人公を見るのを疲れてしまったり、物語の流れが一定と感じてしまう。そのせいで、もう読むのやめようと感じてしまうので、その場合は、途中で読むのをやめて休憩するか、違う風味の作品を読んだ後に再び読んで欲しい。
最後に
とても面白い作品ですので、時間があったら読んでみてください。