umekunn'sbook

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自分が読んでみた本を紹介します 

ダンディな元勇者の異世界救済物語

 

作品名

異世界転移者だった課長のおじさん、人生二度目の異世界を駆け廻る

作者

銀麦

冒頭説明

主人公-宗谷零は、37歳で課長という地位についていて、地球にいる頃は異世界にいたという記憶はなくなっていた元異世界転移者である。

彼は、家に帰り睡眠をとった後、目が覚めたら、草原に転移されていた。

そして、彼は、過去に異世界に転移された時の記憶を思い出し、懐かしかったという気持ちを思い起こさせながらも草原を散策していた時に、ある少女を見つけることとなる。

その少女は、野盗に襲われていて、助けを呼んでいるというようなテンプレ的展開に陥っていた。

それを見た彼は、過去に異世界で身に着けた技を用いて助けることとなった。

そうして助けた代わりとして、彼は、一時的にその少女のひもになることになる。

これは、そんなダンディな異世界転移者が、若くないのにもかかわらずかっこいい姿を見せてくれる物語である。

オススメする点

 ・ダンディなおにいさんが活躍する点

主人公の宗谷は、37歳のダンディなおにいさんである。彼は、異世界で旅をする時に培った技能や知識を用いて活躍していく。彼のとても良いと感じるところは、若々しい無鉄砲さがなく、丁寧な言葉遣いを誰に対しても使うような特徴を持つので、彼が立派な大人なだと感じさせてくれるところだ。このような主人公は、珍しいので、いつもと違う主人公を味わいという人には、オススメです。

・女性キャラクターが出ても、すぐにヒロインにならない点

第二章で、主人公達が、エルフと遭遇し、エルフの問題を解決する。通常の作品であれば、エルフは、恩を感じて共に行動するというようなテンプレが発生するのだが、主人公達には、恩を感じるが共には行動しない。このような行動が、世界樹から出て不老の恩恵を捨てたエルフらしさを醸し出していて、そのキャラを引き立たせることができていて、とても良いなと感じた。キャラの感情をしっかりと物語で感じたいという人には、キャラを引き立たせているこの作品はオススメです。

 

オススメできない点はないけれど強いて言うなら

・主人公だからって誰でも救えるわけではない点

主人公は、過去に世界を救ったこともあるためとても強いです。しかし、能力的には、チートといえますが、誰でも救えるわけでもなく、咬ませキャラみたいな若者が、死んでしまう等のことが起こってしまいます。ヒロイン的なキャラにちょっかい出したから死んで当然と感じるかもしれませんが、勇者だからもう少し頑張って欲しいなと感じるところが個人的におすすめできない。

最後に

是非、時間があったら読んでみてください。

雑談

小説家になろうカクヨムなどでネット小説を書いている人は、とてもすごいと日々感じています。読むほうにとっては、早く最新して欲しいというような気持ちがふつふつとわいてきますが、実際書いてみる方になると、手が進まなかったり、書いていることが、楽しくなくなってしまったり、量を書いたと思ったら他の作者と比べたら別に大したことの量を書いてなかったと感じてしまったり、いろいろありますよね。けれど、作者さん達にとても楽しませてもらっているので、是非、これからもがんばってほしいです。

リンク

作品リンク(小説家になろう

元異世界転移者だった課長のおじさん、人生二度目の異世界を駆け廻る【web版】 (syosetu.com)

作品リンク(カクヨム

kakuyomu.jp

商品リンク