umekunn'sbook

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自分が読んでみた本を紹介します 

魔境を買ったら、人生が変わりました。

作品名

魔境生活~地主は、追放された奴らを追い返したい~

作者

花黒子

書籍化作品

駆除人

冒険者Aの暇つぶし

冒頭説明

主人公は、農家の次男坊である。

彼は、村で魔法や算術など様々なことを学んでいたが、学んでいる人以上に能力がある人物になることができないとわかってしまうことが原因で、すぐに飽きてしまうような人物であった。

しかし、唯一彼には、前世の記憶ともいえる現代の光景を夢で見ることができる能力を持っていた。

彼が生活している中では大した役には立たない能力ではあったが、一応その光景を記憶に残すようにしていた。

そんな彼は、15歳になると農家の次男坊であるがために、村から追い出されたので冒険者となることを決意した。

そうして、彼は、薬草取りなどの細々とした依頼を受け、風俗に通うそんな生活をするようになった。

そんなある日、彼の将来をどうするか考える瞬間が訪れた。

考えた末に、彼は、土地を買い農家としてやっていこうと考えお金を貯めることとなった。

しかし、悲惨なことに土地を買いに行った日には、欲しかった土地が売られてしまっていたのだ。

やけっぱちになった彼は、貯めたお金を全部使って、魔境の土地を購入することになった。

そうして、彼は魔境に訪れることとなった。

魔境の土地では、彼の命が危ぶまれるような日々が続くが、罠を利用して獲物を捕らえたり、魔境に生えている植物の特性を利用したりして生活するようになった。

この魔境での出来事が、彼の平凡だった人生を変えていくことになる。

オススメする点

 ・魔境には、興味深いものがある点

主人公は、魔境という特殊な場所に住んでいる。そのため、眠らせて血を吸う植物だったり、ある一定期間毎に巨大生物が発生するなどとても面白い生物や植物がいる。そのうえ、その魔境には、かつて国があったといわれているので、なぜ滅びたのかやどのような国だったのかなどの魔境の過去についても興味深く感じる。

・主人公が、魔境に入った後にチートな点

主人公は、農家の次男坊で、冒険者として働いている頃はそこらへんの一般人と同等だった。しかし、彼が、自らのレベルやステータスを調べてなかったので詳しいことはわからないが、何らかのスキルや加護の影響によって魔境で生活したり、魔物を倒すことによって、身体能力や魔力量が常人より遥かに高い能力になった。そのうえ、前世の知識と魔法の使い方を学んだことで自由自在に使うことができるようになっていた。しかし、そのチートは絶対的な力を持っているわけではなく、膨大な敵に対して、間接的な攻撃をすることで撃退することができる強さになっている。そのため、チートだけどまだ現実的だと感じられて楽しむことができる。

・貴族になってもほぼ自由な点

主人公が、魔境を開拓し、他国の軍から防衛を行ったことで貴族となった。しかし、魔境を管理するきぞくであるため、貴族としての義務的なものは遺跡発掘ぐらいで、あまり貴族らしい義務がなかった。その結果、貴族になる前と同じようにサバイバルをして生活をすることができていた。しかし、布石から読み取ると将来的にもう少し責任のある地位になってしまい自由が制限されそうなので注意が必要そうである。

オススメできない点

・ハーレムっぽくない点

 初期には、主人公の周りには、追放者が多く集まっているのだが、主人公が好きというような恋愛感情が薄いと感じる。そのため、ハーレムではなく女性がただ集まっているという感じになっている。しかし、はた目から見たらハーレムであり、主人公が、女性と暮らしているので女性視点を気にしなければ普通にハーレムと感じながら読むことができる。逆に考えれば、現実の女性が、本当に思っていそうなことを書いてあるのでより現実味を感じることができる。

・魔族の女性が、言葉を覚えるのが速いと感じる点

魔族のヒロインが、別の大陸から追放されて流れ着く。そのため、主人公と魔族の言語が異なっていて、言葉を交わすにも一苦労である。初期は、主人公が言ったことを反復するだけと実際にありそうと感じた。しかし、物語が進むにつれ、言葉の習得が速すぎではないか?と感じることとなる。実際に、不可能に近いと感じてしまうが、そのキャラクターが天才だからと納得させるしかないと感じるのでそのように不満を持ってしまう人は注意して欲しい。

 

最後に

駆除人という有名作品を出している小説家が書かれている作品です。是非、時間があったら読んでみてください。

リンク

作品リンク(小説家になろう

魔境生活~地主は、追放された奴らを追い返したい~ (syosetu.com)