umekunn'sbook

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自分が読んでみた本を紹介します 

皇族に批判を浴びそうなので、修道院に避難します。

作品名

金環 種族混血と魔眼のイストワール

作者

きょうけんたま

冒頭説明

 主人公-ア―モンは、転生者であり、前世では日隠トワと呼ばれる人物であった。

 彼が、生まれた時から金色の輪が黒眼の周りにある眼を持っていた。

彼の両親は、金色の眼を持っているのは、皇族だけであるので、黒眼に金色の環が存在していることが、大問題になることを危惧していた。

そのため、魔眼が制御することができない子供たちが集められ、眼を隠して生活することになる魔眼修道院に送られることになった。

修道院に送られた彼は、前世の記憶を持つことと自身の眼が魔眼でないと思っていることが原因で、時々目隠しを外して修道院で12年間生活していた。

そんな彼は、15歳になり、修道院を出ても生活できるように、道具を入手し、戦い方を学んでいくために行動していく。

舞台設定

種族スキルというものが存在する世界 

オススメする点

・ 世界構築が上手でテンプレが感じられない点

作者の世界構築が上手でテンプレというものが感じられません。主人公が、魔眼修道院というような特殊な場所から始まるのも新鮮さがある。それに、鯨が登場したり、男性禁制の場所があったり、プロレスが蔓延している場所があったりと面白い世界観をこの作品は見せてくれた。同じような作品しか見てないので新しい刺激を味わいたいと感じる人は、より楽しめると思う。

・1話1話がそんなに多くない点

1話1話が、あまり多くない。そのため、長編を読みたいけれどがっつりというわけではなく、あっさりと読みたいと思っている人がいたらこの作品を読むのに適している。

・主人公の能力が段々と判明していく点

主人公の能力は、種族スキルがたくさん使えるだけだと初期に感じていたが、魔力の操作方法を学んで魔法が使えるようになったり、ただの眼だと思っていた眼に能力が備わっているなどが判明していく。そのため、初期の主人公が弱いと感じても、後半に無力さに苦しみながらも成長していくことで成長していくのを楽しく見ることができる。

オススメできない点

 ・世界観の情報が少ない点

作者の中で世界観の構成は、完成していると感じるが、どのような世界であるのかがわかりずらいために少し情景が浮かびずらくなってしまっている。そのうえ、種族スキルというのが、説明もなしに初期から出てくるのでなんだよこれと感じてしまう。けれど、次第に読んでいくとどのような世界なのかや種族スキルとは何なのかが漠然とわかってくる。最初らへんは、わかりずらいので頑張る必要がある。

・戦闘描写がわかりずらいと感じるときがある点

戦闘描写において、結構ペースを速めて読んでしまうと、何がどうなっているかがわかんなってしまうときがあったり、列の順番が書いてあるがどのように読めばいいのかがわからなくなる時があった。読むときには、ゆっくり読むほうが楽しく読むことができる。

・キャラクターの個性がが薄い者がいる点

キャラクターの個性が濃い者は、頭に残りやすいのだが、あまりにも印象が薄いやつがいるときにこいつのキャラクター設定は何だっけ?と感じてしまう。キャラクターが何なのかがわからなくなったら、最初にそのキャラクターが出た場所を探し当てて確認する必要がある。

最後に

是非、時間があったら読んでみてください。

 

リンク

作品リンク(小説家になろう

金環 種族混血と魔眼のイストワール (syosetu.com)