umekunn'sbook

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自分が読んでみた本を紹介します 

【カクヨム】「死」から始まる逆転物語

 

 

始めに

「葬送神器~クラスメイトから無能と呼ばれた俺が、母国を救う英雄になるまでの物語~」を紹介します。

作品

作品名:葬送神器~クラスメイトから無能と呼ばれた俺が、母国を救う英雄になるまでの物語~

著者

音の中

代表作

kakuyomu.jp

kakuyomu.jp

冒頭説明

約30年前に日国に魔獣が現れるようになった。

そんな世界で、主人公-神楽詩庵*1は、中学生の時に両親が他界して、不良と化していた。

彼を救ってくれたのは、幼馴染の久遠美湖*2である。

彼は、助けてくれた彼女に恋心を抱き、同じ高校に入学することを目指した。

そしてついに、最難関と言われる国立英明学園に入学でき、ハンター*3になることもできた。

しかし、魔獣を何匹も何体も倒しても、彼だけは、レベルが上がらない。

周りの人は、そんな彼を見下し、嘲笑っていた。

そんな中、転機が訪れた。

それは、「死」である。

彼は、なにか-通称「怪*4」-に殺された。

そして目が覚めると、謎の女性がいた。

彼女が言うには、彼は、これまでは、レベルが上がらなかったが、これからは、レベルが上がれば他者をも圧倒できる力を手にいれることができるというのだ。

これは、彼が、他者を圧倒して成長していく物語。

オススメする点

・不遇から覚醒までの間が短い

この小説は、不遇されている描写が、8話までとなっている。

見下されたり、「無能」と言われる程度なので過度な不快感を与えない印象を受けた。

不快感を受ける期間が短いので、不遇されることが苦手な人も楽しむことができる。

・設定が新鮮

この世界には、「魔獣」というものもいるし、裏では、「怪」というものもいる。

そのため、魔獣を倒す一辺倒ではなく、人間をさらったりする怪ともかかわりあっていくので、物語に深みを感じることができる。

また、怪を倒すには、ハンターではなく、神魂をした人物しか倒せないという設定もある。

それらの部分が他には、ない新鮮さを感じさせてくれるので、二番煎じの作品に飽きている人も楽しむことができる。

・主人公が活躍する爽快感を感じさせてくれる

主人公は、無能と言われるところから、最恐のダンジョンに挑むまでに成長する過程は、とても楽しむことができる。

また、ただ単純に強くなるだけではなく、さらわれてしまったクラスメイトを助けたり、新しい剣を作ったりするようなエピソードが入ってくるので飽きがこない。

・ヒロインが魅力的

「ひろいん」は、ハッカー系、刀に変身できる系、幽霊系等と様々な属性がいる。

そのため、いろいろなヒロインが見たいならおすすめできる。

また、主人公には、高校になってなぜか疎遠になった幼馴染がいる。

彼らの関係性の変化の原因が物語が進むにつれてわかってくるので幼馴染にヒロインがいて欲しい人は期待できる。

中学までは仲良くしていたが、高校に入っていてから会話をしなくなった幼馴染が、これからどのように物語に関わってくるのかが期待できる。

・心情描写がよい

ヒロインが、仲間が死地に行っているのに行けいないことにつらい思いをする描写がある。

その描写は、決して文章量が多いというわけではないが、感情が伝わる印象を受けた。

また、主人公が、敵と相対して負けそうな時、諦めずに突破口を見つけようとすることや傲慢になっていたと反省する描写が読者にも「焦り」を感じさせてくれてよい印象を与えてくれた。

 

最後に

あなたのネット小説探しの参考になれば、幸いです。(o*。_。)oペコッ

リンク

kakuyomu.jp

*1:かぐらしあん

*2:くおんみこ

*3:魔獣を狩る職業

*4:かい